教授あいさつ
教室のHPへようこそ、岡山大学の増山 寿です。岡山大学産科婦人科学教室は、1888年(明治21年)に岡山藩医学館の流れをくむ第3高等中学校医学部産婦人科として開講し今年で134年目、私は第13代目の教授です。これまでに1000名をこえる優れた産婦人科医を輩出し、現在でも同門会員約500名、そして中国四国地方を中心に関西まで40を越える関連病院を擁し地域医療を担っています。また、教室の基本方針を不易流行としており、先輩の先生方が培ってきた本質的な物を大切にしながら、新しい変化を積極的に取り入れる姿勢で、固定観念にとらわれず様々なプロジェクトに取り組んでいます。
教室のメンバーとして、産婦人科領域の全てのサブスペシャリティー、周産期・婦人科腫瘍・生殖内分泌・女性ヘルスケアの専門医・指導医が揃っており、高度先進医療と最先端の研究をすすめています。また関連病院と連携して充実した研修プログラムを提供しており,さらに多彩なキャリアパス、大学院での研究・留学、さまざまなサブスペシャリティー専門医取得への道を用意しています。教育に熱意を持ったスタッフが揃っており、産婦人科に興味を持った医学生、研修医の皆さんのあらゆるニーズに応えることができると確信しています。
私たち産婦人科医のミッションは、女性の健康を生涯に渡りサポートし,さらに健やかな次世代を育んでいくことです。その目標に向けて皆で協力し,個人,チームそして教室の歯車がうまくかみ合って発展していくように,“チームワークとバランスを重視した運営”を心掛けています。一人でも多くの仲間が加わってくれることを楽しみにしながら、臨床・研究・教育そして若手の育成に一層励み、伝統ある教室の発展に力を尽くします。どうか宜しくお願いいたします。
2022年1月