医療関係者の方へ
周産期オープンシステムとは
産科領域における安全対策からオープン病院へ分娩集約化を図り、産科医、妊婦の双方のメリットを目指すものです。
紹介から分娩、産褥までの流れ
- 妊娠20週頃までにカルテ作成、分娩予約、施設見学のために一度来院していただきます。
- その後は、紹介元へ戻り妊婦健診をしていただきます。
- 妊娠36週以降は大学病院で妊婦健診、分娩となります。
- 産後の一ヶ月健診は、大学病院、紹介元の先生のどちらでも受けることができます。
※基本的には妊娠20週頃までに一度来院としていますが、20週以降でも、入院前に一度紹介状持参で来院、登録をしていればオープン症例とみなします。
周産期オープンシステムのメリット
- オープンシステム登録の妊婦さんで、急に状態が変わり、かかりつけ医(登録医)で診ることができない場合は、大学病院に来院することも可能です。
- 大学病院で行われる母親学級、両親学級を受けることができます。
- 登録医は登録形式(A~C)により紹介患者の分娩立会いができます。
A:共同診療・分娩立会いを望む
B:共同診療を望むが分娩立会いは望まない
C:共同診療を望まない
オープンシステムを通して起こったトラブルや苦情について
「苦情及びトラブル報告書」を外来、周産母子センターに配置し、その内容と対応、問題点についてのどのような改善策を行ったかを記入します。また、話し合いを設け、解決した場合もその経過を記録に残すようにしています。