岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 産科・婦人科学教室

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クリニカルクラークシップ

医学部学生の臨床実習においては、診療チームの一員として患者さんを診察する『参加型臨床実習=クリニカルクラークシップ』を行っています。
産婦人科の臨床実習は1グループ5-6名で実習期間は2週間です。また、2017年度より「周産期・新生児」として更に2週間の実習を行っています。指導医の担当患者さんを中心に診療に従事していただきます。指導医から患者さんを紹介された後は、学生単独で胸腹部診察、医療面接、カルテへの記載を行います。科内の症例カンファレンスで、学生自身が準備したプレゼンテーションを行い、担当症例の診断、治療、問題点などを自ら考えていく力を養えるようサポートしていきます。

学生の控え室となる入院棟4階カンファレンスルームの一角には、分娩・救急・産婦人科診察シミュレーター、また産婦人科医局には腹腔鏡トレーニングボックスを用意しています。このようなシミュレーター実習に主体を置いた体制を新たに開始しましたので、実臨床に則した学習が出来ると思います。

5年生時後半から始まる選択性臨床実習では、大学病院で行う「アドバンスコース(4週間)」と、「関連病院実習(2週間あるいは1週間)」を用意しています。
大学病院で行うアドバンスコースでは、実習開始前のアンケート、面談に基づき興味ある領域を中心により掘り下げた実習を行っています。産婦人科には、生殖内分泌、周産期、婦人科腫瘍、女性ヘルスケアなどの領域があり、それぞれ大学病院ならではの治療を行っています。また、関連病院では、正常分娩や良性疾患手術などを多く経験できます。
産婦人科は女性の一生に関わる科なので、みなさんが医師となる上で避けて通れない分野です。多くの専門性も兼ね備えていますから、きっと自分に合った領域がみつかるはずです。ぜひ興味を持って実習に取り組んでみてください。

教育医長 松岡 敬典

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